現況検査・調査(インスペクション)内容

 国土交通省「既存住宅ガイドライン」に基づいた検査・調査項目です。以下は、木造住宅の場合ですので、鉄筋コンクリート造、鉄骨造は内容が若干、異なりますので、ご注意下さい。鉄筋コンクリート造、鉄骨造の場合の検査内容な、チェックシートによりご確認下さい。

 現況検査チェックシート(国土交通省 PDF)は、こちら⇒

 

検査・調査項目

外部に関して

  • 土間コンクリートに大きなひび割れ、錆び汁、目違い、欠損はないか。
  • 基礎コンクリートにひび割れ、欠損、鉄筋の露出はないか。
  • 外壁仕上げ材に大きなひび割れ、破損、浮き、はらみなどはないか、劣化状況はどうか。
  • 開口部まわりのコーキングに隙間、ひび割れなどないか、劣化状況はどうか。
  • サッシュに腐食、破損などないか、劣化状況はどうか。
  • 屋根葺材(下屋根部分)に破損、ずれ、ひび割れなどないか、劣化状況はどうか。
  • 樋に破損、外れ、腐食はないか、取付状況、劣化状況はどうか。
  • バルコニーにおける水切、防水の劣化状況はどうか、サッシュとの取合部分に隙間などないか。
  • バルコニールーフドレンに腐食、詰まりはないか、取付状況、劣化状況はどうか。
  • バルコニー手摺り・笠木と外壁との取り合いに隙間はないか、劣化状況はどうか。
  • 外部排水、配管会所に詰まりはないか、異音・異臭はないか、劣化状況はどうか。
  • 電気・ガス設備機器の劣化状況はどうか。
  • ブロック塀、擁壁にひび割れ、はらみ、ずれ、鉄筋の露出などないか、劣化状況はどうか。

 

内部に関して

  • 壁・柱・床が傾いていないか。
  • 天井、壁に大きなひび割れ、雨漏り・結露跡などないか。
  • 柱に大きなひび割れ、欠損などないか。
  • 床材に床鳴り、不陸、暴れ、伸縮、反りなどないか。
  • 建具に歪み、傾きはないか、開閉状況はどうか。
  • 開口廻りに雨漏り・結露などないか。
  • 給排水機器に水漏れ、異臭、異音などないか。

 

小屋裏・天井裏に関して

  • 柱・柱・小屋組に腐朽・腐食・蟻害などないか
  • 接合金物の取り付け状況に問題はないか。
  • 天井、壁下地材は適切か。
  • 雨漏り跡はないか。
  • 断熱材の設置状況、劣化状況はどうか。
  • 換気状況に問題はないか。

 

床下に関して

  • 土台・柱・床組に腐朽・腐食・蟻害などないか。
  • 基礎コンクリートにひび割れ、錆び汁、欠損、鉄筋の露出はないか。
  • 換気状況に問題はないか。
  • 床下排水、配管からの漏水はないか、設置状況、劣化状況はどうか。

 

特記事項として

  • 以上の項目に関して、目視・計測を中心とした非破壊調査により把握します。
  • 住宅における小屋裏や床下については、点検口からの検査になりますので、点検口が無い場合には検査できません。無い場合には、ご相談下さい。
  • この検査により、さらに器具を使用した詳細調査、破壊調査が必要となった場合には、別途費用が発生します。
  • 以上の項目に関して、目視・計測を中心とした非破壊調査により把握します。
  • 小屋裏や床下については、点検口からの調査になりますので、点検口が無い場合には調査できません。無い場合には、ご相談下さい。
  • 以上の調査結果により、さらに器具を使用した詳細調査、破壊調査が必要となった場合には、別途費用が発生します。
  • 現地調査は、半日前後かかります。
  • 調査結果後、さらに、詳細調査、改善工事が必要になった際の調査・計画策定・構造計算・図面作成・工事見積金額の算出・工事監理等の費用は別途見積が必要です。
  • 調査後、結果について、現場において、説明をさせていただきます。
  • 床下、天井裏を点検させていただきますので、点検口の有無のご確認をお願い致します。
  • 報告書は、10日程度で提出致します。
  • 状況により、再度、現場に出向く場合(1回につき、2万円程度)は、別途となります。
  • 調査後、電話・メール等によるご相談は、無料です。

 

ご質問やご相談は、お気軽にどうぞ。

 

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