悲しく思うこと
← 神戸の高層マンション
今年も早くも3月となり、内覧会のシーズンも終わりです。今年もいろいろなところに行って、いろいろな物件、人と出会いました。大きな問題は無くて、ほっとしているところなのですが、その中でも悲しく思うことの一つは、指摘が多すぎることです。
内覧会に行って、最悪なのは、まだ、完成していないこと。形式的には、完成しているように見えるのですが、外構が工事中でトイレの使えなくて、仮設を使用して下さいともなると、これは、覚悟をしなければなりません。
この間、行ったところも最後が突貫になったということで、アプローチの工事が完成しておらず、案の定、わずか60㎡の面積で200箇所以上もの指摘があり、時間も全然足りないといった状況でした。クロスは、汚れ、キズだらけ、塗装もムラだらけ、巾木を貼るのを忘れている、色が間違った洗面台がついている等々。
実際、生活するには、問題無いのかもしれないのですが、購入する人にとっては、不安になりますよね。こんな時、私は、徹底的に工期が遅れた原因をヒヤリングします。正当な理由だったらいいのですが、予算が足りない、人員が足りなかったとかなると考えものです。そのあたりの見極めが難しいところですが、本当にできが悪く、不安を拭えないものなら、解約する勇気も必要かと思います。
by Tadashi Yasumizu 2015.06.01