耐震診断・補強工事
昭和56年以前の建物は、なぜ危険?(その5)
昭和56年6月以前の旧耐震基準でつくられた建物は、危険である理由は、先に述べた通りですが、それでは、大地震が発生した際に倒壊しない建物にするためには、どうしたらいいのでしょうか。 ⇐ 土葺き瓦は非常に重たい。 &n […] |
昭和56年以前の建物は、なぜ危険?(その4)
阪神・淡路大震災で倒壊した原因として、地震で大きく揺れたことにより、家を支えている柱や筋違いが土台・梁から抜けた、屋根・外壁材の劣化により水が侵入して柱・土台が腐食したなどをあげました。それでは、昭和56年6月以前の旧 […] |
昭和56年以前の建物は、なぜ危険?(その3)
大地震が発生した際に建物に大きな被害をもたらす要因の一つとして、劣化ということを述べましたが、その中でも漏水による劣化がどのように建物の強度・耐久性に影響を及ぼすのかを考えてみましょう。 ⇐ 阪神淡路大震災により倒壊 […] |
昭和56年以前の建物は、なぜ危険?(その2)
昭和56年以前の建物がなぜ倒壊したのかを考える前に新耐震基準というものを理解する必要があります。 木造住宅の耐震基準の変遷と建物被害 新耐震基準とは、1978年(昭和53年)の宮城県沖地震において、大きな被害をもたら […] |
昭和56年以前の建物は、なぜ危険?(その1)
阪神・淡路大震災が発生して早くも25年にもなろとしています。毎年1月になると、建物の耐震性が話題になり、耐震診断の仕事も増えるのですが、それでも、廻りを見ると、劣化したまま、放置している家が多く見られます。 なかなか進 […] |
基礎のひび割れ
⇐ 基礎の調査 耐震診断などで既存建物の調査する際には、必ず、床下にもぐります。床下には、建物の構造に関して、様々な情報があります。その中で基礎コンクリートの中に鉄筋があるかどうかの調査は、耐震性を知る上で特に重要な […] |
背割りに命中したビス
耐震補強工事の仕事をしていて、気を付けることの一つとして、ビスの取り付け方があります。先日、ある耐震補強工事を行っている現場に行ってきたのですが、補強方法の一つに柱と土台、梁に接合金物を設置する方法があります。これは、 […] |
エアコン穴から漏水している
← エアコン配管穴からの漏水 耐震補強工事で壁を解体しました。すると、エアコンの穴から漏水して、柱が白蟻に食われています。幸いにして、柱の被害は少なく、大事には至っていませんでしたが、これを放置しておておくと、ますま […] |
床下が低い家
← 基礎コンクリートの高さが低い 先日、既存住宅の調査に行きました。築30年の木造住宅だったのですが、かなり、手入れをされていて、外観はとても、綺麗で問題が無いように見えましたが、ただ、気になったことがあります。 […] |
鉄骨造の事務所ビル調査に行きました。
← トランシットで建物の傾きを調べる 神戸市灘区に鉄骨5階建ての事務所ビル調査に行きました。築40年程度の建物ですが、あまり手入れをされていないようで、よく傷んでいました。 鉄骨造の場合でも、耐震診断するにあたり、 […] |
外壁のひび割れ
← 外壁にはいった多くのひび割れ 建物の調査に行って、よく目につくのが、ひび割れです。この間も建物調査に行ったのですが、外壁・軒裏に多数のひび割れがありました。耐震診断において、このひび割れの有無が地震に対して、強い […] |
床の傾斜からわかること
← 床の傾斜の測定 築20年の建物調査に行きました。中古住宅を購入前の耐震診断のための調査でした。まず、家の中に入ると、階段を上がって、ホールに立った時、体が倒れるような感じがしました。リビングに入って、真ん中に立っ […] |
耐震診断の調査に行ってきました。
梅雨に入り、蒸し暑い日が続いています。 本日は、神戸の須磨区に耐震診断の調査に行ってきました。まず、この建物は、昭和56年3月で新耐震になるギリギリ前の建物で、木造2階建てです。 まずは、お客様へ耐震診断に関しての説明と […] |
耐震診断の方法:一般診断(その3)・・・「耐力壁の使い分け」
← 耐力壁 前回、耐力壁の種類について、説明しましたが、さらに詳しく、今回は、使い分けについて、説明したいと思います。 まず、耐力壁は、大きく筋かいと構造用の合板がある。筋かいの中にもサイズの大きさとそれをダブル […] |
耐震診断の方法:一般診断(その2)・・・「耐力壁」
← 筋かいが入っている。 前回は、一般診断において、建物の重量と地盤、建物の形が耐震性において、どのように影響するものかをお話ししました。今回は、耐力壁ついてお話しします。 まずは、耐力壁とは何かと言いますと、地震 […] |
耐震診断の方法:一般診断(その1)・・・「建物の重量と地盤、建物の形」
← 土葺き瓦屋根の家 「非常に重たい建物」と評価される。 ここでは、耐震診断とはどのようなものか、どのようにして、診断するのか、その診断方法について説明します。 木造住宅における耐震診断には、一般的に(財)日本建築 […] |
なぜ耐震診断が必要なのか
← 昭和48年の家。「倒壊する可能性が高い」と評価された。 しばらくは、私が得意としている業務の一つである耐震診断について、連載で書いてみたいと思います。まず、最初になぜ、耐震診断が必要かというところから、入ってい […] |