耐震診断の調査に行ってきました。

梅雨に入り、蒸し暑い日が続いています。

本日は、神戸の須磨区に耐震診断の調査に行ってきました。まず、この建物は、昭和56年3月で新耐震になるギリギリ前の建物で、木造2階建てです。

まずは、お客様へ耐震診断に関しての説明とヒヤリングをします。
ヒヤリングで一番、大切にしていることは、なぜ、耐震診断を受けようと思ったのかということです。これをじっくりと聞く事により、何に不安を感じて、どのようなことを望んでいるのかとうことを知ることができます。これにより、今後、どのように対応していくのか、方針が定まります。
やはり、ご心配されていることは、度重なる大きな地震により、家が倒壊するのではないかということです。

調査の順番としては、外部⇒内部⇒バルコニー⇒床下⇒小屋裏 と見ていきます。
今回のお宅は、本当に良く手入れがされていて、内外部共に、ここ10年くらいで全面リフォームされたということで、とても、綺麗でした。劣化状況は特に問題無し。

問題となるところは、これが、改善点ということになるのですが、

 ・ 屋根が洋瓦で重たいこと
 ・ 筋かい、柱頭などに金物が入っていないこと
 ・ 基礎が無し筋であること

などです。これらは、昭和56年で新耐震以前の建物なので、どこにでもある事です。
耐震診断をすれば、これらを改善しないと、「大地震がくると、倒壊する可能性が高い。」という結果になると思います。

これらを改善すると、地震に強い建物になるので、地震が来る前に、是非、改善されて、安心・安全な家にしていただきたいと思います。

耐震診断-小屋裏 ←小屋裏の状況。劣化は見られない。

耐震診断-床下 ←床下の状況。劣化は見られない。

耐震診断-筋かい ←筋かい・柱の設置状況。昔の建物なので、補強金物が付いていない。

 by Tadashi Yasumizu 2016.06.11

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