嬉しく思うこと
内覧会の立会いをして、嬉しく思うことは、結果を説明して、お客様から、本当に嬉しそうに感謝の言葉を言っていただいた時です。
お客様にとっては、家を購入するということは、一生に一度の最も大きい買い物です。それで、引き渡し前の内覧会というのは、やはり、不安が大きいものだと思います。そのような気持ちをお持ちの中で、こちらが、一生懸命にチェックします。きちんと見れば、何かしら、不具合は出てきます。不具合がゼロというのは、ほとんどありません。
問題は、その不具合の内容によるものなのですが、些細な汚れ、キズなどは、どこでもあることなのでさほど、気にすることはないのですが、それが、あまりに多くて、業者側のチェック体制を疑うようなものであってはいけません。また、致命的な不具合があってはなりません。
致命的な不具合とは、床・壁が全体的に倒れている。コンクリートに大きなひび割れが多数ある。床下が水びたしなど、修復に困難を伴うようなものです。幸いに最近の建物は、このようなものは少なくなっていますが、ゼロではありません。
お客様は、どのようなチェックをするのかは、非常に興味をもって、観察されています。私が、特に重要視しているのが、チェックが終わった後の説明です。説明では、どのようなチェックをしたのか、問題無いのであれば、どのような根拠で問題無いのか、もし、問題あるようであれば、その問題がどのようなレベルものなのか。補修をすれば、綺麗になるものなのか、その補修方法までも、できる限り解りやすく、説明します。
この説明がうまく伝わり、この建物は問題無いものであるというのが、解った時、安心されて、本当に嬉しそうに、感謝の言葉をいただきます。この時が私自身も一番、嬉しく、一生懸命にやってよかった。また、頑張ろうという気持ちになるのです。
by Tadashi Yasumizu 2016.03.01