物干し金物が壊れた!
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この写真は、木製デッキの手すりに留めてあった物干し金物が外れてしまった写真です。これは、どういうことかと言うと、この手摺の笠木のジョイントが柱のてっぺんに取り付けられています。そして、その隙間が2mmほど開いています。
この隙間から、水が浸入して、この柱の小口からその水を吸い取って、柱が腐って、物干し金物のボルトが外れてしまったのです。木の小口というのは、平面に比べて、水をとても吸い取りやすい性質があります。
ここで、何が言いたいかといいますと、これは、テラスのウッドデッキだから良いものの、建物のバルコニー手摺だったら、建物の劣化に進展して、耐久性にも影響します。このような仕事をする場合は、ジョイント部分には、何らかの止水処理が必要です。現場の大工さん、現場監督、監理者まで、少しの配慮で建物は長持ちします。
by Tadashi Yasumizu 2017.05.27