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  柱と梁
 
 木造躯体工事の中で柱と梁が大部分を占め、その種類、大きさ、接合の仕方などが、耐久性、耐震性をアップさせるのに非常に重要になってきます。
 

 柱には、通し柱と管柱があります。
通し柱
階数が2以上の住宅においては、建物の四隅は、断面寸法が120mm×120mm以上を標準とした通し柱とする。
管柱
断面寸法は、105mm×105mm以上とします。

 また、出隅、入隅の柱の断面寸法は、120mm×120mmとします。柱に使用する樹種としは、見えがかりの柱には、檜・杉・米栂・構造用集成柱、見えがくれ部分には、杉・米栂などが使われます。
 
梁・胴差・軒桁・間仕切り桁(頭つなぎ)
梁・胴差・桁などの断面寸法は、梁間長さにより適切な寸法とします。下図を参考。
  赤松・米松 杉・米栂 
梁間長さ 2階梁 胴差 2階梁 胴差
2m 105×140 105×160 105×150 105×170
3m 105×210 105×250 105×220 105×270
4m 105×270 105×340 105×300 105×370
5m 120×330 120×410 120×350 120×440
6m 120×390 120×490 120×420 120×530
梁間長さと梁・胴差の断面寸法の関係
 
設計図と現場の断面寸法に間違いがないか、しっかりとチェックします。
 
 継手は、梁及び筋違いを受ける柱間を避け、柱より持ち出して、追っ掛け大せん継ぎ、腰掛けかま継ぎとします。また、通し柱との仕口は、かたぎ大入れ短ほぞ差しとして、羽子板ボルト等でしっかりと緊結します。
 胴差と通し柱柱との接合部は、羽子板ボルト締めとする  継手は、梁及び筋違いを受ける柱間を避け、柱より持ち出して、追っ掛け大せん継ぎ、腰掛けかま継ぎとします
 
火打ち梁
 床組及び小屋梁組の隅角部には水平力に対応するために火打ち梁を入れなければなりません。これは、胴差などの骨組の接合部を固めるために入れて、地震力や風圧力に有効である。
 木製火打ち梁の断面寸法は、90mm×90mmとして、隅角部より750mmくらいの位置に六角ボルトを入れる。  鋼製火打ち梁は、隅角の材面よりより700mmくらいの位置に六角ボルトと平釘でもって固定する。
 

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