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  アンカーボルトの設置
 
 
アンカーボルトとは
 地震や台風などの大きな外力が建物にかかる際に、土台が基礎からずれたり、浮き上がったりすることがないようにしっかりと固定させる金物の事です。
 阪神大震災のときに土台が基礎からずれていたのは、アンカーボルトがしっかりと働いていなかったからです。いくら基礎が頑丈にできたとしてもアンカーボルトの設置がうまくいっていなければ、その基礎は何の役にもたたない事になりますので、入念なチェックが必要です。
  
アンカーボルトの種類
 アンカーボルトには、下図のように2種類の長さ・太さのものがあります。
 ●記号:M12 太さ:12mm 長さ:400,450,500
 ●記号:M16 太さ:16mm 長さ:600,700,800,900,1000
 埋め込む場所、状況により使い分けをします。

種類

記号

M12

M16

 通常は、太さ12mm、長さ400mm以上のアンカーボルトを使用します。コンクリートへの埋込み長さは、240mm以上とします。ホールダウン金物を取付ける場合は、太さ16mm、長さ600mm以上のアンカーボルトを使用します。この場合は、コンクリートへの埋込み長さは、360mm以上とします。
 
アンカーボルトの設置位置
 適度なアンカーボルトを選択すれば、どのような位置に設けるか重要になってきます。一般的に
   @耐力壁の両端の柱に近接(200mm内外)した位置
   A土台切れの箇所、土台の継手及び仕口の上木端部
   Bその他は、約3m以内の位置
とされています。
 アンカーボルトは、長さ400mm以上必要です。この金物により土台と基礎とをしっかりと固定させます。 ホールダウン金物を取付ける場合は、太さ16mm、長さ600mm以上のアンカーボルトを使用します。
 
事前に型枠等に固定吊下げして高さ・位置を正確に決めてコンクリートを打ちこみます。 アンカーボルトは、約3m以内の間隔に設置します。
 
アンカーボルトのコンクリートへの埋め込み長さは、240mm以上とし、ボルトの先端は、土台の上端よりナットの外にねじが3山以上出るように固定します。 アンカーボルトは、土台の継手の上木端部に設置します。また、柱から20cm内外に設置します。
 
このように設置されたアンカーボルトは、大きな地震がきても基礎から建物がずれるという事は、ありません。
 
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