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  筋違の入れ方
 
 地震、台風に強い家を造るためには、筋違の入れ方が重要なポイントとなってきます。筋違いの入っている壁のことを耐力壁というのですが、その耐力壁が正しい方法で適切な位置に配置されることが、地震、台風に耐えうる強い家となります。
 
筋違いとは

  筋違いとは、地震や台風が来た時に水平力に耐えるために設置するもので、建物の変形を防ぎます。
 筋違いには、木造の場合は、90×30、90×45のサイズの木材を入れますが、径9mm以上の鉄筋を入れる場合もあります。
 筋違いと柱、土台、梁とは、指定された金物等でしっかりと留める必要があります。


←筋違いを入れたところ

   
筋違いを入れる方向
 地震、台風のときには、横から水平力がかかるのですが、その際に筋違いの方向が重要なポイントとなります。1図のように左から力が加わったときに図のような筋違いの方向では、水平力に対して全く効力がありません。ところが、2図のように右から力が加わったときに筋違いの効力が出てきます。力は、左右から加わるので、3図のように交互の方向に筋違いを入れる必要があります。これを桁行、張間方向のどちらにも入れなければなりません。
1図 2図 3図
 
筋違いと柱、梁、土台との接合 

 いくら筋違いの方向が適切にはいっていたとしても、筋違いが柱、梁、土台としっかりと接合していなければ、何の意味もなさない。その状況に応じて、さまざまな金物が取り付けられるのであるが、図面通りにその金物がしっかりと接合されているかどうかをチェックする。 また、ビスが抜けていたっり、指定されているものと違うビスを使用しては、いけません。

←筋違いプレートにより、柱と梁にしっかりと接合されている。

 

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