内装下地のチェック

 構造体、断熱、防水工事が終わると、内装下地づくりが始まりますが、下地の良し悪しが仕上工事の良し悪しに影響する場合がありますので、手を抜くことなく、しっかりとチェックする必要があります。

床下地

 床の仕上げとしては、最近ではほとんどがフローリングとなっています。それ以外では、畳、タイル、絨毯などがありますが、いずれにしても、構造材を兼ねて、構造用の合板貼が床下地となる場合が多いです。床下地のチェックポイントとして、

  • 下地材の仕様(使用材料、厚み、間隔など)は適切か。
  • 下地、合板貼において、釘の仕様、打ち方、間隔など適切か。
  • 不陸、目違いはないか。

 

壁下地

 壁の仕上げは、最近では、ほどんどがクロス貼が多いのですが、それ以外に塗り壁、吹付、タイル貼などがあります。いずれにしても、下地として、プラスターボードを使用します。施工方法としては、柱・間柱に直にボードを貼る場合がほとんどです。

  • プラスターボードの仕様(品種、厚み、保管方法)は適切か。
  • プラスターボードの貼り方(使用釘の仕様、長さ、間隔)は適切か。
  • 不陸、目違いはないか。

 

工事監理ー壁下地

ボードの仕様確認

壁に貼るボードの厚み、仕様を確認する。通常は、12.5mmが多いが、準耐火仕様となると15mmを貼る場合もある。

工事監理ー壁下地

ボード貼の釘間隔の確認

使用する釘ビスの間隔は、壁倍率、仕様書によりそれぞれ異なるので、仕様書に従いその通りか確認する。

工事監理ー壁下地

クロス下地の確認

クロスを貼る前には、下地に不陸がないか、釘がでていないか、目地処理は適切か確認する。

image1607209

出隅部分の処理

出隅部分は、物が当たり、破損しやすいので、コーナービートで補強する。コーナービートの上にパテ処理を行う。

 

天井下地

 天井の仕上げは、最近では、ほどんどがクロス貼が多いのですが、それ以外に塗り壁、吹付などがあります。いずれにしても、下地として、プラスターボードを使用することが多いです。施工方法としては、桟でボードを貼るための下地をつくり、それにボードを貼ります。そのチェックポイントは、

  • 下地に不陸、目違いはないか。
  • 下地の間隔は適切か
  • プラスターボードの仕様(品種、厚み、保管方法)は適切か。
  • プラスターボードの貼り方(使用釘の仕様、長さ、間隔)は適切か。

 

 

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