外装・防水工事のチェック
屋根工事
屋根下地のチェック
- 防水シート(ルーフィング)の仕様は、適切か。
- 防水シートの重ね代は上下で100㎜以上、左右200㎜以上あるか。
- タッカー釘の留め付けは、重ね合わせ部は間隔300㎜あるか。
- 壁面との取り合い部は、壁面に沿って250㎜以上立ち上げているか。
- 谷部は、幅1000㎜の捨て張りをしているか。
- 棟部は、棟芯をまたいで100㎜以上の重ねがあり二重張りにしているか。
- しわやゆるみが無いか。
- タッカー釘は、16㎜以上の長さのものを使用しているか。
- トップライト、煙突、ドーマー廻りは捨て張りをしているか
屋根下地完了 ルーフィングの仕様は問題ないか、下から上に葺いているか、重ね代は100mm以上あるか、タッカー釘の打ち方に問題ないかなど、重要な部分なのでしっかりチェックする。 |
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下屋根と壁との取り合い部分 ルーフィングは、250mm以上立ち上げる。 |
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トップライト廻りの納まり トップライト廻りからの雨漏りは多いので、特にしっかりとチェックする。ルーフィングを継ぐことなく枠の内側まで立ち上げることが大切である。 |
屋根仕上のチェック
屋根の材料としては、瓦、金属板、スレートなど様々であり、材料、メーカーにより施工方法・仕様が異なるので、チェック方法として、メーカーの施工要領書に従うことが大切である。
- 勾配、重ね代は適切か
- 下屋根において、外壁との取り合い部分の納め方は適切か。
- 軒先水切の留め付け状況は適切か。
- トップライト廻りの納め方は適切か。
- 棟換気の仕様、長さ、納め方は適切か。
防水工事のチェック
バルコニーの防水
- バルコニー防水下地の仕様、施工状況は適切か。
- 下地の勾配は、1/50~1/100とする。
- サッシュの下端は、通常、120mm以上、必要である。
- サッシュ以外の下地の立ち上がりは、通常、250mm以上必要である。
- ルーフドレン以外にオーバーフローが必要である。
下地のチェック 防水工事の前に、不陸がないか、適切な勾配がとれているか、清掃はできているかなど十分に下地をチェックする。 |
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下地のチェック サッシュの下端長は、通常は、12cm以上なければならない。 |
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下地のチェック サッシュ以外の防水下地の高さは、通常、25cm以上なければならない。 |
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材料のチェック メーカーが指定している通りの材料を使用しているか |
外装の防水
- 外壁防水シートの仕様は適切か。
- 外壁防水シートの貼り方は、下から上方向に貼られているか、重ね代は、90mm以上あるか。
- 配管の取り合い部分にはコーキングが適切になされているか。
- サッシュ廻りには、防水テープが適切に貼られているか。
- 水切との取り合い部分の納め方は適切か。
- 下屋根部分との取り合いは適切か。
外壁工事のチェック
外壁メタルラス貼のチェック
- 継ぎ目は、縦、横共30㎜以上重ねているか
- ラスの留め付けは釘の場合は、200㎜、タッカー釘の場合は、70㎜以下となっているか
- ラスに浮き上がり、たるみはなく千鳥に張られているか
- 出隅、入り隅部分の継目は、突き付けで、200m幅のラスを折って重ね張りをしているか
- 開口部廻りは、200×100㎜幅のラスを各コーナーにできるかぎり近づけて、斜めに二重張りの補強する。
サッシュ、ガラス工事のチェック
- サッシュの形状、サイズは適切か。
- サッシュの取り付け位置は適切か。
- サッシュの施工状況は適切か。
- ガラスの仕様、種類は適切か。
- ガラスの施工状況は適切か。
外壁のモルタル塗り工事
- モルタル塗りの厚み(下塗り10mm、上塗り6mm)は、適切か
- 不陸はないか
- 乾燥期間は適切か